大活字本シリーズ 「太宰治⑤ 富嶽百景」

著者 : 太宰治
出版社 : 三和書籍
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書籍詳細情報

  • カテゴリー :
    文学・美術
  • 言語 :
    日本語
  • 出版日 :
  • ページ数 :
    300 ページ
  • サイズ :
    5,275 KB
  • ISBN :
    978-4-86251-456-1
  • 関連印刷ISBN :

説明

シリーズ第5巻は「富嶽百景」と題し、他「東京八景」「帰去来」「如是我聞」を大活字、読み仮名付きで収載した。
 本書には生身の太宰の声がそのまま聞こえてくるような、エッセイ風の小説をまとめた。長編小説を物すために甲州天下茶屋に滞在した周辺をまとめた「富嶽百景」。東京帝大入学時から作品執筆までの流れをたどり、自らの風景を描き出していく「東京八景」。亡父の知己である北さんと中畑さんの働きによって、勘当扱いの実家へ旅をする「帰去来」。文壇を取り巻く旧体制を激しく非難した問題作の「如是我聞」。
 これらの作品に登場する<太宰治>は一癖も二癖もあるようでいて、不思議な魅力に溢れている。いまなお読者の問題意識を揺さぶる短編4作。

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著者について

太宰 治(ダザイ オサム) 1909年(明治42年)、青森県北津軽郡金木村の大地主の六男として生まれる。本名、津島修治。 薬物中毒になりながらも、第二次世界大戦前から戦後にかけて作品を発表。主な作品に『走れメロス』『お伽草紙』『人間失格』『斜陽』などがある。戦後は流行作家として活躍するも、1948年6月13日、玉川上水で愛人であった山崎富栄と入水自殺。享年38。
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