説明
本書では、戦前から戦中に海上保安を担った海軍の役割、戦後の米ソ対立の深刻化に伴うアメリカの対日姿勢の変化などに加え、これまでほとんど研究されていない終戦直後からの旧海軍軍人による海軍再建構想の一環としてのシーパワー統合構想を中心に考察し、戦後日本の海上権力について考えてゆく。
著者について
亀田 晃尚(カメダ アキヒサ)
博士(公共政策学)
1971年、福岡県生まれ。 1993年、海上保安大学校卒業。 尖閣諸島の領海警備などの様々な海上保安業務に従事。勤務の傍ら、法政大学経済学部経済学科(通信教育課程)卒業、 放送大学大学院社会経営科学プログラム修了、法政大学大学院公共政策研究科修了。2020年、 法政大学で博士号(公共政策学)を取得。日本政治法律学会、日本国際政治学会、日本政治学会 日本法政学会会員。著書に「尖閣諸島の石油資源と日中関係」(三和書籍 2021年)「尖閣問題の変化と中国の海洋進出」(三和書籍 2021年)。
もっと見る